「より料金の安いサーバーへ移行させたい!」「今まで使用していたドメインをそのままにしてサーバーを移行したいけれど、どうしたらいいのか分からない…」とお悩みの皆さんに、今回はHPの移管作業について説明させていただきます。
サーバー移管作業のイメージをつかもう!
Webサイトはサーバーという箱に入っているデータを、ドメインを元に参照、表示しています。世の中にはサイトの数だけサーバーがあるため、そのサーバーまでのルートを設定してあげる必要があります。
よくルートとして例えられているのが家の「住所」です。
そしてサーバーの移管は違う家へ引っ越しをするイメージです。違う家へデータを移動し、もしその後誰かがデータを見に行きたくても、住所を教えてもらわないと辿り着けません。そこで引っ越しの際に必要となるのが、データの引っ越しや新住所の登録です。
ドメインをそのままで移管する際の用語をチェック
1.ドメイン移管
ドメイン移管とは、ドメイン名を変えずにドメイン登録や管理を行っている事業者を変更することを指します。つまり、「ドメインをそのままでレンタルサーバーを移行」する場合、レンタルサーバーの変更&ドメイン移管の手続きが必要となるのです。ドメイン移管では管理事業者のみ変更されるため、利用中のドメイン名はそのまま継続利用できます。
※ドメインの契約状況により移管ができない場合もございます。現在の管理者様に移管が可能か確認いたしましょう。不明な場合は弊社にて調査することも可能です。
2.ネームサーバー(DNSサーバー)
ネームサーバー(DNSサーバー)とは、ドメイン名をIPアドレスに変換し、紐付けをしてくれるサーバーを指します。例えば、住所を変更した際に郵便物も届くなりますよね?その際に郵便局で転送設定をして新住所を引き継いでもらうみたいなイメージです。ドメインをそのままでサーバーを移行する際、ネームサーバーの変更によってドメインと新しいサーバーが紐づきます。つまり、レンタルサーバー移行時はデータの移行だけでなく、サーバー側の設定からネームサーバーの変更をする必要があります。
サイト移管の手順
<step.1>旧サーバーの情報をバックアップする
まず、旧サーバー内に残っているデータのバックアップをとります。このとき、現在の自社サイトの契約情報が必要になります。また、サーバーを移管する場合、旧サーバーは不要となるので解約手続きをするはずです。その際注意していただきたいのが、バックアップを取る前に旧サーバーを解約してしまうと、移管に必要なデータが消えてしまう恐れがあります。
ポイント:解約手続きは旧サーバー内のデータが完全に不要となった段階で行いましょう!
<step.2>新サーバーを契約する
バックアップが完了したら、新サーバーを契約します。
<step.3>新サーバーで独自ドメインを登録する
新サーバーの契約が完了したら、新しいレンタルサーバーに現行の独自ドメインを登録します。
<step.4>新サーバーに旧サーバーのファイルをアップロードする
<step.1>でとったバックアップデータを新サーバーにアップロードします。
<step.5>新サーバーにメールアドレスを登録する
ここで重要になるのがメールアドレス設定の変更です。業務に独自ドメインのメールを使用している場合、メールの送受信が停まることなくサーバー移管できるよう、設定や準備が必要になります。独自ドメインの現行メールアドレスをそのまま使い続けるためには、新サーバーにもメールアドレスを登録しなければなりません。
<step.6>新サーバーに独自ドメインを紐付ける
ホームページデータのアップロードとメールの準備が整ったら、いよいよ旧サーバーから新サーバーへの切り替えを行います!具体的には、ネームサーバー(DNSサーバー)を変更することで、紐づいているサーバーを切り替えます。
サイト移管の注意点
ネームサーバーの変更は、すぐには反映されません。ネームサーバーの変更には、最大48時間程度かかることがあります。そのため、ネームサーバー変更後は、しばらく新・旧どちらにアクセスがくるか分からない状態となります。旧サーバーのホームページが表示されたり、旧サーバーにメールが届いたりといったことが起こるため、従業員の多くが使うメールは問題なく送受信ができるか慎重にチェックしましょう。
ポイント:オススメの時間帯としては店舗休業日や営業終了時間からおこなうとリスクが少なくなります!
まとめ
サイトの移管作業には、いくつかの段取りや注意点があります。自分で対応するには、聞きなれない言葉がたくさん出てきて難しい移管作業でも、弊社では全面的にサポートさせていただきます。もちろん利用中のドメイン名をそのまま引き継ぐ事ができ、引越し後もホームページの見た目は変わらないので、移管した事は他の人には分かりません。WEBサイトの引越しをご検討の方はお気軽にk-designへご相談ください。